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今月のテーマクールジャパン
Column
政府もクールジャパン戦略担当大臣を任命するなど推進に力を入れ、すっかりお馴染みの言葉となった「クールジャパン」。この「cool」は「カッコイイ」というニュアンスで使われており、世界で評価される日本独特の文化を指しています。当初はアニメやゲーム、渋谷や原宿に代表されるファッション、J-POPなど、どちらかと言えば若者がリードするポップカルチャーを指して使われていました。
しかし2013年には和食が世界文化遺産に登録されるなど、日本の伝統文化や慣習にもスポットが当てられ、建築、アート、古典芸能、工業製品など幅広い分野で「クールジャパン=カッコイイ日本」として位置づけられるようになりました。
たとえば食文化ならば、美しい盛り付けや四季を活かした旬の食材はもとより、おにぎりや調理パンなど庶民の味も世界で評価されているようです。
住宅の分野では湿度や温度の調節ができる木造建築、そこで使われている障子、畳など。また、私たちが当たり前のように利用しているシャワートイレも、日本独特の細やかなアイデアとして人気が高まっています。
もともとは一部の若者文化だけを指していた「クールジャパン」。しかし昨今では、メディアでの取り上げ方も充実し、逆に当事者である私たちが、あまりに当然のこととして忘れかけていた意識や習慣、技術などが「クールジャパン」として見直されることも多くなりました。皆さんの目の前にもうっかり見落としていた「クールジャパン」があるかもしれませんね。
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